クリーンディーゼルは本当にクリーンなのか?
日本では、VWのディーゼル不正問題は、VWだけの問題として決着しましたが、「パリ、メキシコシティ、マドリッド、アテネは、2025年までにディーゼル・エンジンを搭載する自動車やトラックの市内への乗り入れを禁止する」ようです。シュツットガルトの規制ではユーロ6対応車は規制対象外ですが、パリ、メキシコシティ、マドリッド、アテネは、ユーロ6対応車も規制対象です。
ユーロ6対応車も規制対象になった原因として考えられるのは、ユーロ6対応車が実際のドライブ条件ではNOxの排出量を十分削減できていないことです。これについて調べてみると、The Guardianの"Diesel cars' emissions far higher on road than in lab, tests show"という記事を見つけました。この記事によると、ユーロ6対応車も、実際のドライブ条件では平均して8倍以上のNOxを排出しています。皮肉なことにVW GolfがBMW X5, Mini Countrymanと並んで、規制値の約2倍程度で最も優秀という結果になっています。